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タダシップは動脈硬化剤としても使えるED治療薬

OKサインを出している男性

タダシップという薬があるのですがご存じでしょうか。
ED治療の薬なのですが、動脈硬化予防にも効果があるとされています。
EDと動脈硬化、このふたつはどのような関係があるのでしょうか。

まず、ED治療薬であるタダシップの有効成分は、これを服用することによって、PDE5とよばれている男性の体内の酵素を妨害するようにはたらきます。
この酵素は、実は血管の収縮に関わるものであるため、妨害をすれば血管が拡張する、すなわち血液の流れがせき止められなくなって、これまでよりもスムーズに流れるようになります。

こうしたしくみを男性の性器への血流量増加というかたちで局所的に及ぼしたのがタダシップであり、ED治療薬とよばれる所以にもなっています。
ところが、こうしたED治療薬の副作用ならぬ副効用として、動脈硬化の治療効果があることについても、現在ではEDの問題以上に注目されつつあるところです。

動脈硬化というのは、ストレスや過度の喫煙・飲酒の習慣、運動不足などが重なって起こるとされている生活習慣病の、いわば入り口にもあたるような症状であり、動脈の血管が硬く柔軟性がなくなってしまい、血液がスムーズに流れなくなるというものです。
逆の立場で見れば、動脈硬化を予防したり、症状を改善したりするためには、血管が拡張して血流を促せばよいということになりますが、そのような作用をもたらす薬物といえば、まさにタダシップの有効成分であるということになります。

ただし、実際にこうしたED治療薬を動脈硬化の予防薬・治療薬として転用するには、いくつかハードルがないわけではありません。
血管を拡張する作用がある医薬品としては、現状では硝酸剤とよばれるタイプのものが主流となっており、これは例えば狭心症の患者が発作を抑えるときに飲む必需品となっています。

これまで硝酸剤とED治療薬との併用は、血圧を急降下させ危険であるとして、禁忌薬としての扱いになっていただけに、両者の関係をどのように調整するかといったことは、そうしたハードルのひとつといえます。